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離婚を依頼する時,どうやって依頼する弁護士を探すか。

2017/09/09

このテーマに回答しているサイトがあったので,
これを検討してみます。

BIGLOBEサイトの回答(要約)
1,弁護士の経験や能力よりも,その弁護士との相性がより重要である。
具体的には,コミュニケーションをとってくれるか,話を聞いてくれるか,話しぶりや 振る舞いを見て信頼できか,といったことが判断要素となる。

2,そして,離婚事件は感情面での納得が必要であり,そのためには自分の気持ちを分かった上で,相手方と交渉・調停に立ってくれるという信頼感が重要である。

3,そのため,たとえば,生活習慣等から考え方を理解してくれる同郷出身という理由だけで弁護士を依頼することも選択肢のひとつである。
https://news.biglobe.ne.jp/…/0907/ric_170907_5670878968.html

◆弁護士としての自分の考え
たしかに,信頼できる弁護士でないと事件処理を依頼できないでしょう。
しかし,問題は信頼の対象です。
弁護士に依頼するのは,井戸端会議でなく紛争処理。しかも,自分に有利な形での処理です。
そうであれば,弁護士に対する信頼の対象は,第一に紛争処理能力となるはずです。
その点をクリアして初めて,コミュニケーション能力等で馴染める弁護士を探すべきです。

◆意見
要は,いくら楽しく打ち合わせをしても,
結果に反映してもらえなければ意味がない,
ということです。では,結果を出す能力はどうやって見抜いたらよいのでしょうか。
これは,その弁護士を話をする中で,自分で見抜くのが一番です。
そのためのポイントとしては,

①事件の進行に対する見通しを聞くのが一つの方法です。
法律的な話は本を読めばある程度のことは話をできるようになります。
しかし,実際の進行は経験を積んでいないと説明できません。
しかも,実際の進行が分かっていて,
初めて主張や立証を効果的に組み立てることが可能となります。

次に,
②内容的には難しい箇所をどれだけわかりやすく話してくれるか,
ということも重要な判断要素です。
法律的に難解な箇所をわかりやすく話せない弁護士は,
まだ十分に理解できていないといってもよいでしょう。
上記のように,

①手続き進行の面と,②内容の面から自分に得心できる弁護士
出会ったら,思い切って,その弁護士に委ねてみてはどうでしょう。

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